++Story++
第4次世界大戦。その惨事は地球上から様々な物を
奪い取っていった。美しき緑、ターコイズブルーの海、
食料、飲料、安全、モラル、倫理・・そう、全て。
絶望した者、強さを求めし者、再生を望む者。
荒廃した世界の中で、至上の力を手にした三人が
世界の王へ続く道筋とされるたった一つの宝玉をかけ
彼らは戦い傷付けあう。
自分の存在、全てをかけて・・自らの望みを勝ち取るために。
++用語++
【世界の王】
正体不明の絶対君主。
絶対的な力を持ち、その玉座へ辿り着いた物に
望むままの物を与え、その願いを聞き届けるとされている。
彼は、天空にほど近い【螺旋の塔】に住んでおり
その場所へ至るには宝玉が必要である。
【カルマ】
人間をベースに作られた至上の武器とされる存在。
世界の王に作られたとも言われており
この世界に3体しか存在しない。
見た目は人間と相違無く、感情を持ち言語も操る。
手を繋ぐことで使い手に尋常ならぬ力を
与え、古代の英知を流し込む。
それにより、使い手は一般の人間では有り得ない
身体能力と、魔法を使役する能力を得る。
・・だが、魔法詠唱の最中に手を離すなど
接触を断ち切ると、力が逆流し使い手の体は砕け散ってしまう。
また、宝玉への道筋を示す鍵であり
残り一体になった時点で脳内ブラックボックスが解放され
宝玉の在り処を主に指し示す。
【人物紹介】
++未来(ミライ)女・17歳++
【何よ、誰だって自分が一番可愛いに決まってる。
だからね、私・・幸せになりたいのよ。】
大戦中生き残ったものの、食料を狙って強襲してきた
暴徒に襲われ両親を失った。
奪われてばかり、失ってばかりの不幸を嘆き
奪われる位なら、奪ってやりたい・・そう考えるようになる。
そんなある日。至上兵器とされる【カルマ】
暁輝(アカツキ)と出会う。
誰よりも強くなりたい。それを望みとし
彼女は世界の王を目指す。
++暁輝(アカツキ)男・カルマ・年齢不詳++
【俺は未来を悲しみの終わりまで導く。
・・あいつに、笑って欲しいから。】
非常にマイペースでのんきな性格。
好戦的とは言い難いが
武器としての役割を果たすべく
その身を未来へ捧げている。
武器のクセに人間くさく、情に脆い。
気は強いが、常に怯えを抱えている未来を
守りたいと思っている。
++唯(ユイ)++女・20歳
【どんなに汚くたって・・ここに住む人間は一生懸命なの。
それを救いたいって思うの・・おかしいかな?】
少し気が弱い女の子。芯は強く意外と頑固。
心優しく全ての者に慈悲を持つ。
反面、愛されたいという願望が強く
人一倍依存心が強い。世界再生を切に願っており
【カルマ】である麟と出会った事を切欠に
世界の王を目指す。
++麟(リン)++男・カルマ・年齢不詳
【何でもかんでも救いたい?
はっ、お前って何様なワケ??】
唯とは間逆に明るく社交的で気が強い。
唯が弱音を吐くたび辛辣な言葉を
浴びせかけるがそれも彼女を思えばこそ。
本当は彼女を深く愛しているが
武器であり、人とは違う自分では
おこがましいと思っており、戦闘以外では触れようともしない。
++弘一(コウイチ)++男・17歳
【皆・・死ねば良いんだよ。
・・こんな世界。存在する意味などあるものか!】
大戦で全てを失った青年。
この腐った世界に絶望しており
全ての終わりを渇望している。
自虐的で後ろ向き。だが、意志が強く
目的の為なら手段を選ばない節がある。
所属していたゴロツキの集まりで、リーダーが
【カルマ】悠樹を手に入れたのを見、頭を殺して悠樹の
使い手となる。世界滅亡を目的に彼は世界の王を目指す。
++悠樹(ユウキ)++男・カルマ・年齢不詳
【僕は何でも良いよ。だって僕、君の武器だろ?
好きにしなよ・・後悔しない程度でさ。】
なげやりで無気力なカルマ。
武器は武器らしく、従順に使命さえ
果たせれば良いと思っており、自分の感情を
あまり表に出さない。朴念仁。
スペックは他二人のカルマより高く
強力だが、思考に迷いが生じると
威力に影響しやすいという
メンタルの弱さを持っている。
・・こんなんです。
相変わらず、うわー・・な内容です。
最後の1ペアは男同士ですがBLじゃありません。
友情モノやりたくて。
[1回]
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